勉強しないとな~blog

ちゃんと勉強せねば…な電気設計エンジニアです。

ZYBO

ZYBOを進める - 28. Petalinux再設定

前回カスタマイズしたFSBLを作ったので、これをPetalinuxプロジェクトで取り込みます。 また、MACアドレス関連の設定もPetalinuxで行います。 さらについでに、ルートファイルシステムをSDカードに設定します。 Petalinux作業 petalinux-configコマンドを実…

ZYBOを進める - 27. VitisでFSBL作成

ZYBOの続きです。 今回は、以前にやったFSBLのカスタマイズを、Vitisツールを使ってやってみたいと思います。 このカスタマイズは、ZYBOのEEPROMに入っているMACアドレスを取得するためのものです。 Vitis使うのは初めてですが、どんな感じなのか。 一応Viti…

ZYBOを進める - 26. ツールバージョン変更(2020.2)

前回の続きです。 前回はVivadoプロジェクトでのビットストリーム生成まで行いました。今回はこれをPetalinuxプロジェクトに取り込みます。 Petalinuxツールでの手順 Petalinuxプロジェクトの作成 まずはPetalinuxプロジェクトの作成。 入力: petalinux-crea…

ZYBOを進める - 25. ツールバージョン変更(2020.2)

久しぶりにZYBOのほうを進めたいと思います。 内容 前回(既に1年前…)までは VMWare + Ubuntu18.04 Vivado 2017.4 Petalinux 2017.4 の環境を使っていました。 ただ、今回はXilinxツールのVitisも使っていきたいと思っていて、使用するツールバージョンを新し…

ZYBOを進める - 24. カメラモジュールを動かす

今回から、カメラモジュールを動かして画像を取り込めるようにしていきたいと思います。 このカメラモジュール自体はかなり前々からあるもののようで、2011年くらいにこれを使ったFPGAデザインの記事があったりします。 かなり今更感… とりあえずこのあたり…

ZYBOを進める - 23. HDMI制御続き

引き続きZYBOでのHDMI出力のデバッグです。 方針 実際に動作しているときの様子を見てみるのが手っ取り早いかと思うので、PS部(CPU)とPL部(FPGA)のそれぞれでデバッガでの動作チェックをしてみたいと思います。 PL部(FPGA)のデバッグ XilinxのFPGAでは、ILA(…

ZYBOを進める - 22. HDMI制御続き

前回HDMI制御がうまくいかなかったので、デバッグします。 ブロックデザインの確認 Zybo-hdmi-outデザインと現在作成中のデザインで、だいたい同じハードウェアデザインになっているようなのは見たのですが、ちゃんと確認してみます。特にVivadoのバージョン…

ZYBOを進める - 21. HDMI制御

オリジナルデザインを作っていきますが、やりたいと思っているのは カメラモジュール出力を取り込んでHDMIモニタに出力 です。 使うもの カメラモジュール これを買いました。 CMOSカメラモジュール(OV9655)[M9655B18P] www.aitendo.com 解像度 : SXGA (12…

ZYBOを進める - 20. ルートファイルシステムのコピーについて

Ultra96へのLinux導入のセミナーに行きまして、ルートファイルシステムのコピー手順について今までやっていたのとは別のやり方をやっていたので、こちらをメモっておきます。 手順 images/linux/rootfs.tar.gzをSDカードに展開します。 sudo tar -C sd2 -xvf…

ZYBOを進める - 19. UIOで自作IPの制御

今回は、Linux上のアプリケーションからUIO経由で自作のハードウェア(IP)を制御する方法についてです。 Linux UIO いつもの参考サイトの通りに進めます。 ZYBO (Zynq) 初心者ガイド (16) Linuxから自作IPをUIOで制御する - Qiita Liunx上のアプリケーション…

ZYBOを進める - 18.アプリケーションの自動起動

時間が空きましたが、チュートリアルを継続です。 今回は、Linuxの起動時にアプリケーションを自動で起動するようにする、という内容です。 参考 参考サイトとXilinxドキュメントを参考にします。 参考サイト : ZYBO (Zynq) 初心者ガイド (15) Linux起動時に…

ZYBOを進める - 17. Xilinx SDKでのアプリケーション作成

参考サイトに従って、チュートリアルを進めていきます。 今回は、Xilinx SDKでLinux上で動くアプリケーションを作成して、Linuxのルートファイルシステムに取り込む、という内容になります。 qiita.com 大まかな内容 参考サイトに書かれている通りですが、 W…

ZYBOを進める - 16. Ethernetを使う

いつものチュートリアル通りなら、カーネルモジュールを作ってみるところですが、通常のユーザアプリケーションとそれほど変わらなかったので、必要になったらやろうと思います。 Ethernetの使用 ZYBOには、LANコネクタ(RJ45)とPHY(Realtek RTL8211E-VL)が載…

ZYBOを進める - 15. ユーザアプリケーションの作成

ZYBOの続きです。 Petalinuxでユーザアプリケーションの作成 今回もいつもの参考サイトの手順に従います。 ZYBO (Zynq) 初心者ガイド (11) LinuxユーザアプリケーションでLチカ - Qiita Petalinuxのプロジェクトディレクトリに移動してから、以下のコマンド…

ZYBOを進める - 14. シェルからLEDチカチカ

ZYBOチュートリアルの続きです。 ZYBO (Zynq) 初心者ガイド (11) LinuxユーザアプリケーションでLチカ - Qiita LinuxシェルからGPIO操作 PetalinuxでLinuxをビルドすると、sysfsドライバが用意されていて、これでGPIO操作することができます。 前回ビルドし…

ZYBOを進める - 13. ルートファイルシステムのカスタマイズ

今回も参考サイトにならって進めていきます。 内容は、Pythonの追加になります。 ルートファイルシステムのカスタマイズ Petalinuxプロジェクトの変更をしていきます。 Petalinuxのプロジェクトディレクトリに移動して、以下を実行すると、ルートファイルシ…

ZYBOを進める - 12. Linux設定のカスタマイズ

前回は、ZYBOにとりあえずLinuxを導入しました。 今回は、Linux設定をカスタマイズしてみます。 およそ参考サイトの通りの内容です。 Petalinuxで設定変更 開発用Ubuntuで、前回作成したPetalinuxフォルダに移動して、Linuxの設定変更を行います。 noki@ubun…

ZYBOを進める - 11. ZYBO用のLinuxイメージを作成

Petalinuxツールを使用し、ZYBO上でLinuxを起動してみたいと思います。 ここを参照しました。 ZYBO (Zynq) 初心者ガイド (8) Linux起動する - Qiita 少し準備 参照サイトを見ると、ターミナル起動後に設定が必要とのこと。 また、Petalinux専用で使うのであ…

ZYBOを進める - 10. Xilinx SDKで試しのプログラム2

前回ARMコア上でサンプルプログラムを動かしてみましたが、 自分で一度手を加えてみたいと思います。 BSP確認 Xilinx SDK上でサンプルプロジェクトを作成した際、Board Support Package (BSP)も同時にzybo_test_bspという名前で作成されました。 BSPの中には…

ZYBOを進める - 9. Xilinx SDKで試しのプログラム

前回までで、Zynq PS部の設定とPL部の回路構成情報を含んだビットストリームの生成を行いました。 Zynq上に乗せるLinuxのビルドに進みたいところですが、一回ベアメタルでARMコア上のプログラムを作成して動かしてみたいと思います。 Vivado プロジェクト ブ…

ZYBOを進める - 8. Vivadoプロジェクトでビットストリーム生成

Vivadoプロジェクトの中身を見たところで、ビットストリーム生成の手順に移ります。 成果物として、PS部の設定およびPL部の回路構成情報を含んだファイル(ビットストリーム)が生成されます。 ビットストリームの生成手順 Vivadoプロジェクトを見ると、左側に…

ZYBOを進める - 7. Vivado環境を見てみる

前回開いたVivadoプロジェクトの中身を見てみます。 ブロックデザインを見てみる このVivadoプロジェクトでは、ブロックデザインという形でデザインが作成されています。 これは、XilinxやDigilent、もしくは自分で作成した機能ブロック (IPと呼ばれます)を…

ZYBOを進める - 6. Vivado環境の用意

前回、GitHubからVivadoプロジェクトのクローンをしましたが、 このVivadoプロジェクトをビルドします。 Vivadoプロジェクトの作成 Zybo-base-linuxリポジトリのprojディレクトリを見てみます。 この中のcreate_project.tclが、Vivadoプロジェクトを作成する…

ZYBOを進める - 5. Vivado環境の用意

前回のリポジトリから、Vivadoプロジェクトの用意をしたいと思います。 Gitの使い方の手順も含みます。 Gitリポジトリのクローン PCにGitHub Destkopをインストールしておきます。 GitHub Desktop | Simple collaboration from your desktop 前回のリンク Gi…

ZYBOを進める - 4. Vivado環境の用意

ZYBOを進めます。 FPGA側環境の用意 これまでやってきたのは、Zynq上に乗せるLinuxをビルドするためのツールでした。 本当は、Zynqのハードウェア側を設定・設計するツールを用意するのが順番としては先です。 Zynqのハードウェア開発には、Xilinx社統合開発…

ZYBOを進める - 3. Petalinuxインストール

前回Linuxの入れ直しができたので、今度こそPetalinuxのインストールをします。 Petalinuxインストール Xilinxのサイトから、Petalinuxインストーラをダウンロードします。 今回は、2017.4のバージョンにしました。 https://japan.xilinx.com/support/downlo…

ZYBOを進める - 2. 仮想マシン入れ直し

ZYBOを進めていきます。 Petalinux Petalinuxは、Zynqなどの上で動かすLinuxをビルドするツールです。(認識が正確でなかったらすみません。) 公式リファレンスガイド https://japan.xilinx.com/support/documentation/sw_manuals_j/xilinx2017_2/ug1144-peta…

ZYBOを進める - 1. 仮想マシンでubuntuを動かす

早速ZYBOのほうを進めていきたいかと。 仮想マシンでLinux ZYBOにLinuxを乗せる、というのを進めたいのですが、これにはLinux環境を用意する必要があります。 一度PCを買い替えて、古いPCがあるので、これをLinux用PCとして使ったのですが、 2台立ち上げてや…

現状その1

今やっていること(やりかけて止まっていること)を紹介します。 その1. ZYBOにLinuxを入れる ZYBOという、Xilinx社のZynqデバイスを載せた評価ボードを買いました。 Digilent Zybo Zynq-7000 ARM/FPGA SoC Trainer Board Zynqは、通常のFPGAデバイスのように…