前回のSIFTに続いて、今度はSURFでの特徴点検出です。
SURF (Speeded-Up Robust Features)の導入 — OpenCV-Python Tutorials 1 documentation
SURFはSIFTに比べて高速化を目指したアルゴリズムとのこと。
発表は2006年になります。特許が取られていて、まだ終了していないようです。
画像処理の数式を見て石になった時のための、金の針 - Qiita
またもやざっくりまとめをすると、
- SIFTでのLaplacian of Gaussianの代わりにBox filterを使ってのアルゴリズム、積分画像を使って高速に計算ができる
- 特徴点の回転角も計算する、6sx6sの領域の横、縦方向のwavelet係数を使うと書かれていますが、詳細はよくわからず。Wikipediaにはもう少し説明がありました。
近傍(半径6s: sは特徴点を検出したスケール)の各点について縦、横方向のHaar waveletへの応答を計算、この応答を2次元空間にマッピングして、の角度ごとに、その中に含まれる応答の総和を計算、最も大きいベクトルとなった角度が主要な回転角となる、
という感じか?
Speeded up robust features - Wikipedia
実施
SIFTと同じ感じになります。と思いきや、エラーになりました。
>>> surf = cv2.SURF(400) Traceback (most recent call last): File "<stdin>", line 1, in <module> AttributeError: module 'cv2.cv2' has no attribute 'SURF'
今入れているOpenCVのままではだめなよう。opencv-contrib-pythonを入れる必要があります。
SIFT, SURFが利用できるPython用OpenCVをインストールする - はしくれエンジニアもどきのメモ
これを入れましたが、結局だめなようでした。
>>> surf = cv2.SURF(400) Traceback (most recent call last): File "<stdin>", line 1, in <module> AttributeError: module 'cv2.cv2' has no attribute 'SURF' >>> surf = cv2.xfeatures2d.SURF_create(400) Traceback (most recent call last): File "<stdin>", line 1, in <module> cv2.error: OpenCV(4.5.3) C:\Users\runneradmin\AppData\Local\Temp\pip-req-build-_xlv4eex\opencv_contrib\modules\xfeatures2d\src\surf.cpp:1029: error: (-213:The function/feature is not implemented) This algorithm is patented and is excluded in this configuration; Set OPENCV_ENABLE_NONFREE CMake option and rebuild the library in function 'cv::xfeatures2d::SURF::create' >>>
cv2.SURF()
ではなくcv2.xfeatures2d.SURF_create()
を使わないといけませんでした。
Python+OpenCV|SURF特徴量 | βshort Lab
ただ、それを使ってもライセンスの問題で使わせてくれないよう。
ビルドし直せばいいらしいですが、面倒なのでパスで。
以上
SURFはまたライセンスが切れたら試してみるということで。
残念。
次はFASTアルゴリズムでのコーナー検出をやります。